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【訪問リハビリOTの給料・やりがい】大変?向いてる人?リアルな実態を徹底解説

「病院を退院した後の、利用者さんの“本当の生活”を支えたい」
「もっと一人ひとりに、じっくり時間をかけて向き合うリハビリがしたい」
「決まった場所じゃなく、もっと自由なスタイルで、自分の裁量で働いてみたい」

作業療法士として、そんな想いを抱いたことはありませんか?
もし、あなたがそう感じているなら、「訪問リハビリテーション」という働き方は、あなたの理想を叶える、非常に魅力的な選択肢かもしれません。

病院や施設という「ハコ」から飛び出し、利用者さんが暮らす「家」という生活のど真ん中へ。
そこで、その人らしい生活を、その人らしい場所で、ダイレクトに支援する。
訪問リハOTの仕事には、施設勤務では味わえない、特別なやりがいと、深い喜びがあります。

でも、その一方で、
「一人で訪問するのって、正直こわいな…」
「移動ばかりで、体力的に大変なんじゃない?」
「訪問リハって、給料は良いって聞くけど、本当なの?」
「私って、訪問リハに向いているのかな…?」
といった、未知の世界へのたくさんの不安や疑問があるのも、当然のことですよね。

この記事は、そんな「訪問リハビリ」の世界に興味津々のあなたのために、

  • 訪問OTの仕事のリアルな「やりがい」と「大変さ」
  • 誰もが気になる「給料」や「働き方」の実態
  • そして、あなたが訪問リハに向いているかどうかが分かる「適性診断」

まで、良いことも厳しいことも、包み隠さず徹底的に解説する「訪問リハ・まるわかりガイド」です。

この記事を読み終えたとき、あなたは訪問リハビリへの漠然とした憧れや不安がクリアになり、それがあなたにとって挑戦すべき魅力的なフィールドなのか、自信を持って判断できるようになっているはずです。


目次

「おかえりなさい」を支える仕事 — 訪問リハOTの特別な「やりがい」

「訪問リハビリって、何がそんなに魅力なの?」その答えは、利用者さんの「生活」そのものに深く関われる、他にはない特別な喜びにあります。ここでは、多くの訪問OTが日々感じている、仕事のやりがいについてご紹介します。

生活の“ど真ん中”で、本当に意味のあるリハビリを実践できる

訪問リハの舞台は、リハビリ室ではありません。利用者さんが毎日過ごす、キッチン、寝室、お風呂、トイレ、そして近所の道…。
「病院では歩けたけど、家の廊下は狭くて怖い」
「退院したけど、台所に立つのが億劫で…」
そんな、リアルな生活の課題に、ダイレクトにアプローチできるのが、訪問リハ最大の醍醐味です。

実際に使っている調理器具で料理の練習をしたり、自宅の段差を安全に越える方法を一緒に考えたり、バスに乗って買い物に行く練習をしたり。
その方にとって本当に意味のある「作業」を通して、生活そのものをリハビリしていく。この個別性と実践性の高さは、何物にも代えがたいやりがいに繋がります。

「先生が来てくれるのが、楽しみ」という、深い信頼関係

利用者さんにとって、住み慣れた自宅は、最も心安らぐ場所。そんな空間に、専門家として招き入れられる訪問OTは、利用者さんやご家族にとって、非常に身近で、頼りになる存在となります。
一対一でじっくりと関わる時間の中で、リハビリの話だけでなく、人生の思い出話や、日々の悩みなど、様々な話を聞くことも少なくありません。

「先生と話していると、元気になるよ」
そう言って向けられる、心からの笑顔と信頼。この温かく、深い信頼関係を築いていけることは、訪問OTが感じる大きな喜びの一つです。

自分の裁量と工夫が活きる、主体的な働き方

訪問リハは、多くの場合、一人で利用者さんのお宅に伺います。つまり、その場の状況判断や、アプローチの選択は、あなた自身の裁量に委ねられます。
「今日は、これを試してみよう」「この道具を使えば、もっと楽にできるかも」と、あなたの知識、経験、そしてアイデアを存分に活かすことができます。
マニュアル通りではない、主体的な働き方ができる環境は、自分の専門性に自信を持ち、仕事の面白さを実感する機会に満ちています。


憧れだけでは乗り越えられない?訪問リハOTのリアルな「大変さ」

魅力的な訪問リハの世界ですが、もちろん、良いことばかりではありません。施設勤務とは異なる、訪問ならではの厳しさや困難も存在します。憧れだけで飛び込む前に、そのリアルな「大変さ」もしっかりと知っておきましょう。

移動、移動、また移動!「体力」と「時間管理」との戦い

1日に何件ものお宅を、車やバイク、自転車で訪問して回る。これは、想像以上に体力を消耗します。特に、夏の猛暑や冬の極寒、雨や雪の日の移動は、それだけで一苦労です。
また、移動時間や交通状況を読みながら、タイトなスケジュールをこなしていく高度な時間管理能力も求められます。
「次の訪問に遅れそう!」と、常に時間に追われるプレッシャーは、訪問リハの宿命とも言えるかもしれません。

一人ですべてを判断・対応する「責任」と「プレッシャー」

訪問中は、基本的にあなた一人。近くに相談できる先輩や同僚はいません。

  • 利用者さんの容態が急変したら?
  • 転倒などのアクシデントが起きたら?
  • ご家族から難しい質問をされたら?

その場で、一人で状況を判断し、適切に対応しなければならない責任とプレッシャーは、非常に大きいものです。
特に、経験の浅いOTにとっては、大きな不安要素となるでしょう。

何でも屋?限られた環境で知恵を絞る「応用力」

リハビリ室のように、便利な道具や設備が揃っているわけではありません。
家にある座布団やタオル、ペットボトルなどをリハビリ用具として活用したり、狭いスペースで安全に運動を行う方法を考え出したりと、常に知恵と工夫、そして応用力が試されます。
時には、リハビリだけでなく、福祉制度に関する相談に乗ったり、家族間の調整役のような役割を求められたりすることも。「作業療法」という枠を超えた、幅広い対応力が求められる場面も少なくありません。


【ぶっちゃけ解説】気になる!訪問リハOTの「給料」と「働き方」

「やりがいも大変さも分かったけど、結局のところ、お給料とか働き方はどうなの?」皆さんが一番気になるところですよね。ここでは、訪問リハビリのリアルな待遇面について、ぶっちゃけて解説します!

給料・年収:「頑張り」が収入に直結するインセンティブ制度

訪問リハビリの給与体系で最も特徴的なのが、「インセンティブ(歩合)制度」を導入している事業所が多いことです。

  • 仕組み: 基本給に加えて、1件あたりの訪問件数や月の総訪問件数に応じて、インセンティブが上乗せされる。
  • リアルな年収: この制度のため、頑張って多くの件数を訪問すれば、病院や施設勤務の同世代OTよりも、高い年収を得られる可能性があります。実際に、年収500万円、600万円以上を稼ぐOTも少なくありません。
  • 注意点:
    • 基本給は低め?: インセンティブありきで、基本給が低めに設定されている場合もあるので注意。
    • 収入は不安定?: 訪問件数が少なければ、当然収入も減ります。収入の波は覚悟しておく必要があります。
    • インセンティブの計算方法は要確認!: 1件あたりの単価や、月の規定件数など、計算方法は事業所によって全く異なります。入職前に必ず詳細を確認しましょう。

働き方・休日:「残業少なめ」「土日休み」は本当?

訪問リハは、比較的ワークライフバランスが取りやすい働き方だと言われています。

  • 勤務時間・残業: 訪問スケジュールが決まっているため、定時で帰りやすい傾向にあります。記録業務などを効率的にこなせば、残業はかなり少なく抑えられます。直行直帰が可能な事業所も。
  • 休日: 多くの事業所が、カレンダー通り「土日祝日休み」です。プライベートの予定も立てやすいでしょう。
  • 注意点:
    • オンコール対応: 事業所によっては、休日や夜間に緊急対応のためのオンコール当番がある場合も。有無や頻度、手当は必ず確認しましょう。
    • 移動時間: 移動時間が勤務時間に含まれるかどうかも、重要なチェックポイントです。

あなたはどっち?訪問リハOTに「向いている人」の特徴5選

ここまで読んで、「私、訪問リハに向いているかも?」「いや、ちょっと厳しいかも…」と感じ始めているかもしれませんね。最後に、訪問リハビリの世界で、特に輝ける人の特徴を5つご紹介します。自分自身の適性を考える参考にしてください。

  1. 【自己管理の達人】
    一人で行動することが多いため、スケジュール管理、体調管理、モチベーション管理など、自分自身を律し、計画的に行動できる人。
  2. 【コミュニケーション強者】
    利用者さんや家族と深い信頼関係を築き、ケアマネなど顔の見えない多職種とも、円滑に報・連・相ができるコミュニケーション能力の高い人。
  3. 【臨機応変なアイデアマン】
    マニュアル通りにはいかない状況を楽しみ、限られた環境の中で、知恵と工夫を凝らして問題を解決できる人。
  4. 【精神的なタフさを持つ人】
    一人で判断するプレッシャーや、予期せぬトラブルにも動じず、冷静に、そして前向きに対応できる精神的な強さを持つ人。
  5. 【主体性と探求心のある人】
    指示待ちではなく、自ら課題を見つけ、学び、より良いリハビリを追求していける主体性と探求心がある人。

まとめ:訪問リハは、あなたの可能性を広げる魅力的なフィールド

訪問リハビリテーション。
それは、利用者さんの「生活」という、最も尊い場所に深く関わることができる、非常にやりがいの大きな仕事です。
自由度と主体性が求められる分、責任や大変さも伴いますが、それを上回るほどの感動と、作業療法士としての成長が待っているフィールドでもあります。

もし、あなたがこの記事を読んで、
「大変さも理解した上で、やっぱり訪問リハの世界に挑戦してみたい!」
「私の強みは、訪問リハでこそ活かせるかもしれない!」
そう強く感じたのなら、それはあなたのキャリアにとって、新たな扉が開くサインです。

しかし、訪問リハビリ事業所は、その運営方針や給与体系、サポート体制などが、事業所によって驚くほど異なります。
「高収入」という言葉だけに惹かれて安易に選んでしまうと、「こんなはずじゃなかった…」と後悔することにもなりかねません。

「未経験でも、安心してスタートできる事業所はどこだろう?」
「インセンティブの条件が良い、本当に稼げる事業所を知りたい!」
「自分に合った訪問リハの職場を、効率的に見つけたい!」

そんな時は、訪問リハビリ業界の内部事情に詳しい、キャリアの専門家に相談してみるのが、失敗しないための賢い選択です。

リハビリ職専門のキャリアアドバイザーなら、

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無料であなたのキャリア相談に乗ってくれるので、まずは情報収集の一環として、気軽に話を聞いてみてはいかがでしょうか。
あなたの訪問リハビリへの挑戦が、素晴らしいキャリアの第一歩となることを、心から願っています。

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