「先生にリハビリの必要性をうまく伝えられなかった…」 「看護師さんとの情報共有が不足していて、患者さんの状態変化に気づけなかった…」 「カンファレンスで、OTとしての意見をもっとちゃんと主張したかったのに…」
作業療法士として、日々の臨床で多職種連携の重要性を痛感しているあなた。 医師や看護師をはじめとする他の専門職とスムーズに連携し、チームとして患者さんにとって最善の医療を提供したいと、強く願っていることでしょう。
しかし、現実には… 役割や専門性への理解不足から、「OTさんって、何をしてくれるの？」と思われてしまったり、 忙しさから十分な情報共有ができず、認識のズレが生じてしまったり、 立場や専門性の違いから、なかなか意見を聞き入れてもらえなかったり…。 そんな風に、**医師や看護師との間に、見えない「壁」**を感じて、悩んだり、ストレスを感じたりしていませんか？
「もっとうまく連携できれば、患者さんのためにも、自分のためにもなるのに…」 「どうすれば、医師や看護師から信頼され、対等なパートナーとして認めてもらえるんだろう？」
その悩み、多くのOTが抱えています。 そして、その壁は、少しの意識改革と、具体的なコミュニケーションテクニックによって、乗り越えていくことができるのです。
この記事では、そんな多職種連携の悩みを抱えるあなたのために、なぜ連携が難しいのか、その背景にある「文化」や「視点」の違いを理解し、そして医師・看護師との間に立ちはだかる壁を解消し、信頼されるOTとして円滑に連携していくための具体的なテクニックについて、詳しく解説していきます。
この記事を読み終えたとき、あなたは多職種連携への苦手意識が薄れ、「こうすれば良いんだ！」という自信と、明日から実践できる具体的なスキルを身につけているはずです。 さあ、チーム医療の一員として、さらに輝くための一歩を踏み出しましょう！
「また連携がうまくいかない…」OTが感じる多職種連携の"壁"とは？
チーム医療の重要性は分かっているのに、なぜかスムーズにいかない…。まずは、多くの作業療法士が日常的に感じているであろう、多職種連携における「壁」や「あるある」な悩みについて、具体的に見ていきましょう。あなたも「わかる！」と思うことがあるかもしれません。
役割や専門性の理解不足：「OTさんって、何してくれる人？」
「OTさんって、理学療法士(PT)さんと何が違うの？」 「レクリエーション担当の人でしょ？」 悲しいことに、未だに医師や看護師の中にも、作業療法士の専門性や役割について、十分に理解していない方がいるのが現実です。 そのため、OTができることへの期待が低かったり、逆に専門外のことまで求められたりして、「私たちの仕事、ちゃんと分かってもらえていないな…」と、もどかしさや、時には無力感を感じてしまうことがあります。
コミュニケーション不足・認識のズレ：「言ったはず」「聞いてない」
忙しい業務の中で、必要な情報が、必要なタイミングで、必要な人に伝わっていない。これは、多職種連携における最も大きな問題の一つです。 「あの情報は、カルテに書いておいたはずなのに…」 「カンファレンスで話したつもりだったけど、伝わっていなかった…」 「看護師さんから、患者さんの昨日の様子を聞いておけばよかった…」 こうしたコミュニケーション不足や認識のズレが、ケアの質の低下や、インシデント（事故には至らないまでもヒヤリとした出来事）に繋がる危険性もはらんでいます。
忙しさ故のすれ違い：情報共有の時間がない、余裕がない
医師も、看護師も、そしてOTも、みんなそれぞれの業務で手一杯。 本当はもっと時間をかけて情報交換したり、じっくり話し合ったりしたいと思っていても、お互いに忙しすぎて、そのための時間や精神的な余裕がない。 廊下での立ち話や、短い申し送りだけで済ませてしまい、結果的に連携が表面的になってしまう…という現実は、多くの現場で見られる光景かもしれません。
立場やヒエラルキーの意識？意見が言いにくい、尊重されない感覚
医療現場には、残念ながら、まだ医師を頂点としたヒエラルキー（階層構造）意識が残っている場合もあります。 あるいは、経験年数や役職によって、発言力が左右されることもあるでしょう。 そのため、「医師に意見を言うのは、なんだか気が引ける…」 「看護師さんの意見が優先されて、OTの提案がなかなか通らない…」 そんな風に、自分の意見を主張しにくかったり、専門職としての意見が十分に尊重されていないと感じたりして、ストレスを抱えてしまうOTも少なくありません。
連携ストレスがもたらす悪影響：チーム医療の質の低下と自身の疲弊
これらの連携上の問題は、単なる「やりにくさ」にとどまりません。
- チーム医療の質の低下: 情報共有不足や連携不足は、患者さんにとって最適なケアの提供を妨げ、治療効果にも影響を与えかねません。
- OT自身の疲弊: 連携がうまくいかないストレスは、OTのモチベーションを低下させ、精神的な疲弊、ひいてはバーンアウトにも繋がる可能性があります。
円滑な多職種連携は、患者さんのためだけでなく、私たち自身が健やかに働き続けるためにも、不可欠な要素なのです。
なぜ連携は難しい？医師・看護師との「文化」と「視点」の違いを知る
「どうして、あんなに話が通じないんだろう…」連携がうまくいかない時、相手のせいにしてしまいたくなる気持ちも分かります。しかし、多くの場合、それはどちらが悪いというわけではなく、それぞれの専門職が持つ**「文化」や「物事を見る視点」の違い**から生じているのかもしれません。相手を理解するための第一歩として、医師と看護師、そして私たちOTの視点の違いを知っておきましょう。
医師の視点：診断・治療・予後予測、医学的判断の優先
医師は、病気や怪我そのものに焦点を当て、正確な診断を下し、最適な治療法を選択し、その後の経過（予後）を予測することを最も重要な役割と考えています。 思考プロセスは、医学的な根拠（エビデンス）に基づいた、論理的・分析的なものが中心となります。 限られた時間の中で、多くの患者さんを診察し、迅速かつ的確な判断を下すことが求められるため、コミュニケーションも結論から話す、要点を絞るといった傾向が見られるかもしれません。
看護師の視点：24時間の生活支援、全身状態の管理、ケアの継続性
看護師は、患者さんの最も身近な存在として、24時間体制で療養生活を支援し、刻々と変化する全身状態を観察・管理することに重点を置いています。 バイタルサインのチェック、清潔ケア、排泄ケア、服薬管理、そして精神的なケアまで、その守備範囲は非常に広いです。 チーム内で情報を共有し、ケアの継続性を保つことが重視されます。多忙な業務の中で、効率性や安全性も常に意識されています。
OTの視点：「作業」を通した生活機能の再建、QOLの向上、個別性
私たち作業療法士は、「作業（人が行う全ての活動）」という独自の視点から、対象となる方の心と体の機能、そしてその人を取り巻く環境に働きかけ、その人らしい生活（QOL：生活の質）を再建することを目指します。 単に身体機能を回復させるだけでなく、その人にとって意味のある活動に再び参加できるようになることを重視し、一人ひとりの価値観や生活背景に合わせた、個別性の高いアプローチを大切にします。思考プロセスは、生活全体を捉える包括的・全体的な視点が特徴です。
専門用語の違い、思考プロセスの違い…「当たり前」が違うことを理解する
このように、それぞれの専門職は、異なる知識背景、役割、そして物事を見る視点を持っています。 使っている専門用語が微妙に違ったり、問題解決への思考プロセスが異なったりするのは、ある意味当然のことなのです。
連携がうまくいかない時、「なんで分かってくれないんだ！」と考えるのではなく、「相手は、どんな視点でこの状況を見ているのだろう？」「私の使っている言葉は、相手にちゃんと伝わる言葉だろうか？」と、相手の「当たり前」と自分の「当たり前」の違いを理解しようと努めることが、相互理解への第一歩となります。
壁を壊す第一歩！信頼されるOTになるための「連携マインドセット」
医師や看護師との「文化」や「視点」の違いを理解した上で、次は、私たちOT自身が、連携を円滑に進めるために持ちたい**「心構え（マインドセット）」**について考えていきましょう。この土台となる考え方が、あなたの行動を変え、周囲からの信頼を得るための鍵となります。
①リスペクトが基本！相手の専門性と役割への敬意を忘れない
どんなに自分の意見が正しいと思っていても、**他の専門職の知識、経験、そして役割に対する敬意（リスペクト）**を忘れてはいけません。 「医師の診断や治療方針」「看護師の24時間の観察やケア」それぞれに、私たちが持っていない専門性と、担っている重要な役割があります。 そのことを常に念頭に置き、相手の専門性を尊重する姿勢を示すことが、信頼関係の基本です。 「〇〇先生のご専門の視点からはいかがでしょうか？」「看護師さんから見て、〇〇さんの日中のご様子はいかがですか？」といった問いかけも有効です。
②「自分もチームの一員」という当事者意識を持つ
「連携は、誰かがやってくれるもの」「指示待ちでいいや」という受け身の姿勢ではなく、「自分もこのチーム医療を担う重要な一員なんだ」という当事者意識を持つことが大切です。 患者さんにとって最善のケアを提供するために、「OTとして、自分に何ができるか？」「チーム全体のために、どう貢献できるか？」を常に考え、主体的に連携に関わっていく姿勢が求められます。
③「報・連・相」は迅速・正確・丁寧に！基本を徹底する
ビジネスの基本とも言われる**「報告・連絡・相談（報・連・相）」**は、多職種連携においても、最も重要な要素の一つです。
- 報告: 自分の行った評価やリハビリの結果、患者さんの変化などを、関係者に迅速かつ正確に伝える。
- 連絡: カンファレンスの日程、業務上の変更点、注意すべき点などを、関係者に漏れなく、分かりやすく伝える。
- 相談: 判断に迷うこと、困っていること、提案したいことなどを、適切な相手に早めに相談する。
- ＋丁寧さ: どの場面においても、相手への敬意を払い、丁寧な言葉遣いを心がける。
この基本を徹底することが、情報共有の漏れや誤解を防ぎ、スムーズな連携を実現するための土台となります。
④相手の「忙しさ」を理解し、配慮するコミュニケーション
医師も看護師も、非常に多忙な業務を抱えています。そのことを理解し、相手の状況に配慮したコミュニケーションを心がけることも大切です。
- 配慮の例:
- 忙しそうな時に、長々と話しかけない。
- 相談や報告は、要点をまとめて簡潔に伝える。
- 電話ではなくメールやチャットツールを使うなど、相手が都合の良い時に確認できる方法を選ぶ。
- 「今、少しお時間よろしいでしょうか？」と、声をかける前に一言確認する。
こうした小さな配慮が、相手からの好感度を高め、円滑なコミュニケーションに繋がります。
⑤一方的な要求ではなく、「提案」「相談」の形を心がける
自分の意見や要望を伝える際に、「〇〇してください」という一方的な要求ではなく、「〇〇してはいかがでしょうか？」「〇〇について、ご相談させて頂けますでしょうか？」といった、「提案」や「相談」の形で伝えることを意識しましょう。
- 効果: 相手は「押し付けられた」と感じにくく、意見を聞き入れてもらいやすくなります。また、相手の考えや意見を引き出すきっかけにもなり、より建設的な対話に繋がりやすくなります。
これらのマインドセットを常に意識することで、あなたの連携に対する姿勢が変わり、周囲からの信頼も自然と高まっていくはずです。
もう悩まない！医師・看護師と円滑に連携するための【実践テクニック７選】
マインドセットが整ったら、いよいよ具体的な行動です！ここでは、医師や看護師との連携をスムーズにし、「信頼されるOT」としてチームに貢献するための、今日から使える実践的なテクニックを７つご紹介します。
①「OTは何ができるか」を具体的に伝える！役割と専門性の分かりやすい説明術
まずは、あなたの専門性や役割を、相手に正しく理解してもらうことがスタートラインです。
- 実践テクニック:
- 自己紹介の工夫: 新しい部署やチームに参加した際には、「作業療法士の〇〇です。主に、患者さんの日常生活動作の練習や、その方に合った環境調整、精神的なサポートなどを通して、退院後の生活を見据えたリハビリを担当しています」のように、具体的な役割を簡潔に伝える。
- カンファレンスでの積極的な情報提供: 「OTの視点からは、〇〇さんの△△な点（例: 更衣動作のここが難しい、趣味活動への意欲低下など）が気になります。□□のようなアプローチを考えています」と、具体的な評価結果や介入計画を、専門用語を避けつつ分かりやすく伝える。
- 勉強会の開催: 可能であれば、部署内などで「作業療法とは何か？」「こんな時、OTに相談してください！」といったテーマでミニ勉強会を開き、理解を深めてもらう。
- 効果: 「OTって何をする人？」という疑問が解消され、適切なタイミングで相談されたり、連携を求められたりするようになります。
②タイミングを見計らった的確な報告！「今、伝えるべきこと」の判断力
情報は、適切なタイミングで伝えなければ意味がありません。特に、患者さんの状態変化など、緊急性の高い情報は迅速に共有する必要があります。
- 実践テクニック:
- 緊急度の判断: 報告すべき内容が、すぐに伝えるべきことか、次回のカンファレンスでも良いことか、冷静に判断する。迷ったら、早めに報告・相談する。
- 報告相手の選択: 内容に応じて、誰に（医師？看護師？リーダー？）、どの方法で（直接？電話？カルテ記載？）伝えるのが最も適切か判断する。
- 要点を絞って簡潔に: 忙しい相手に配慮し、「〇〇さんの件ですが、△△（結論/変化点）がありました。理由は□□と考えられます」のように、結論から先に、簡潔に伝える。
- 効果: 重要な情報が迅速かつ確実に伝わり、適切な対応に繋がります。あなたの判断力への信頼も高まります。
③カンファレンスを有効活用！準備と積極的な発言で存在感を示す
多職種が集まるカンファレンスは、OTとしての専門性を発揮し、チームに貢献するための絶好の機会です。
- 実践テクニック:
- 事前準備: 担当患者さんの情報を整理し、OTとしての評価結果、目標、介入計画、そして**「チームに伝えたいこと」「相談したいこと」**を明確にしておく。
- 積極的な発言: 遠慮せずに、OTの視点からの意見や提案を、根拠と共に分かりやすく発言する。「私はOTとして、〇〇と考えます。なぜなら…」
- 他職種の意見を尊重しつつ議論: 他の専門職の意見にもしっかりと耳を傾け、疑問点があれば質問し、建設的な議論を行う。
- 効果: OTの専門性がチーム内で認識され、あなたの意見が尊重されるようになります。チーム全体の意思決定の質も向上します。
④記録は「伝わる」ことを意識！誰が読んでも分かる客観的で具体的な記述
カルテなどの記録は、チーム内での重要な情報共有ツールです。**「誰が読んでも分かる」**ことを意識して、客観的かつ具体的に記述しましょう。
- 実践テクニック:
- 専門用語は必要最低限に: 他職種にも理解できるよう、できるだけ平易な言葉を使う。どうしても専門用語を使う場合は、補足説明を加える。
- 客観的な事実を記載: 「〇〇だと思う」といった主観ではなく、「〇〇という発言があった」「△△の動作が可能になった」など、具体的な行動や観察結果を記載する。
- SOAP形式などを活用: （職場によるが）情報を整理し、論理的に記述するためのフレームワークを活用する。
- 読みやすいフォーマット: 箇条書きや適度な改行などを活用し、視覚的に分かりやすく記述する。
- 効果: 正確な情報がチーム内で共有され、ケアの継続性が保たれます。あなたの記録能力への信頼も高まります。
⑤医師への効果的な相談・提案方法：「結論→根拠→提案」で簡潔に
特に忙しい医師に対して相談や提案をする際は、時間をかけさせない工夫が必要です。
- 実践テクニック:
- タイミングを見計らう: 回診後や、比較的落ち着いている時間帯を狙う。「少しよろしいでしょうか？」と確認する。
- 「結論ファースト」で話す: まず、「〇〇さんのリハビリについてご相談（ご提案）があります」と要件を伝える。
- 簡潔に根拠を示す: 「OT評価の結果、△△という課題が見られました」など、客観的な根拠を簡潔に述べる。
- 具体的な提案をする: 「つきましては、□□というリハビリを追加（変更）させて頂きたいのですが、いかがでしょうか？」と、具体的な提案を分かりやすく伝える。
- 効果: 医師は短時間で状況を把握し、判断しやすくなります。あなたの論理的な思考力と提案力も評価されるでしょう。
⑥看護師との日常的な情報交換術：キーパーソンを見つけ、こまめに連携
患者さんの最も身近にいる看護師との日常的なコミュニケーションは、質の高いケアに不可欠です。
- 実践テクニック:
- キーパーソンを見つける: その患者さんの担当看護師や、日勤リーダーなど、情報が集まりやすく、相談しやすいキーパーソンを見つける。
- こまめな声かけ: 「〇〇さんの今日の体調はいかがですか？」「何かリハビリで気をつけることはありますか？」など、短い時間でも積極的に声をかけ、情報交換を行う。
- リハビリの目的や注意点を共有: 「今日は〇〇の練習をします」「△△の動作はまだ禁止です」など、OTからの情報も積極的に伝える。
- 感謝を伝える: 「いつもありがとうございます」「助かります」といった感謝の言葉を忘れない。
- 効果: 患者さんの細かな変化や、生活上の注意点などをタイムリーに把握でき、より安全で効果的なリハビリに繋がります。看護師との良好な関係は、チーム医療の潤滑油となります。
⑦感謝の気持ちを言葉と態度で示す！「ありがとう」が生む好循環
最後に、そして最も大切なことかもしれませんが、連携するすべてのスタッフに対して、常に感謝の気持ちを持ち、それを言葉や態度で示すことです。
- 実践テクニック:
- 情報を提供してくれた時、協力してくれた時、アドバイスをもらった時など、どんな些細なことでも「ありがとうございます」「助かりました」と具体的に伝える。
- 笑顔で挨拶をする、相手への配慮を忘れないなど、日頃からのポジティブな関わりを心がける。
- 効果: 感謝の気持ちは、相手に伝わり、良好な人間関係を築くための基本です。「ありがとう」が飛び交う職場は、自然と協力的な雰囲気が生まれ、連携もスムーズになるという好循環が生まれます。
これらのテクニックを意識的に実践することで、あなたは多職種連携の壁を乗り越え、チームの中で信頼され、頼りにされるOTへと成長していくことができるはずです。
まとめ：連携力はOTの必須スキル！チームの一員として輝き、より良い医療を実現しよう
作業療法士にとって、多職種連携能力は、専門スキルと同じくらい、いや、もしかしたらそれ以上に重要な必須スキルと言えるでしょう。 どんなに優れた知識や技術を持っていても、チームの中でそれを活かし、他の専門職と協力できなければ、患者さんにとって最善の医療を提供することはできません。
医師や看護師との間に感じる「壁」は、決して乗り越えられないものではありません。 相手の専門性や視点へのリスペクトを持ち、基本的なコミュニケーション（報・連・相、感謝）を徹底し、そしてこの記事でご紹介したような具体的なテクニックを実践していくことで、必ず道は拓けます。
円滑な多職種連携は、チーム医療の質を高め、患者さんの回復を力強く後押しするだけでなく、あなた自身の仕事のやりがいや満足度をも高めてくれるはずです。
もし、あなたが**「もっと連携力を磨きたい」「チーム医療の中で、もっと主体的に貢献したい」**と考えているなら、連携に関する研修に参加したり、コミュニケーションに関する本を読んだりするのも良いでしょう。
また、**「今の職場では、どうしても連携がうまくいかない…」「もっとチームワークの良い環境で働きたい」**と感じているのなら、連携を重視する文化のある職場や、多職種カンファレンスが活発な職場を探してみるのも一つの選択肢です。そんな時は、リハビリ職場の内部事情に詳しいキャリアアドバイザーに相談すれば、あなたの希望に合った職場を見つける手助けをしてくれるでしょう（無料相談が可能です）。
連携力を磨き、チームの一員として輝くことで、あなたも、そして患者さんも、より良い未来を築いていくことができるはずです。 自信を持って、コミュニケーションの輪を広げていきましょう！
